2021-03-09 第204回国会 衆議院 総務委員会 第9号
引き続き、過疎地域を含む農山漁村が持続的に発展し、新規就業者等が安心して農林漁業に従事できるよう、農林漁業の振興に努めてまいります。
引き続き、過疎地域を含む農山漁村が持続的に発展し、新規就業者等が安心して農林漁業に従事できるよう、農林漁業の振興に努めてまいります。
こうした観点から、平成十五年度から、林業事業体が新規就業者等を雇用し研修を行う場合に、その費用として研修生一人当たり月額九万円などを支援する緑の雇用事業を創設して、実施しているところでございます。
このために、昨年九月から、林業・木材製造業労働災害防止協会等と連携いたしまして、林材業における死亡災害急増に伴う緊急対策、これを実施いたしまして、木材伐出業等におきます類似災害の防止、新規就業者等への安全衛生教育の徹底等を重点といたしまして取組を強化しているところでございます。
これにつきましては、農林省で新規就業者等調査というものをやっております。これは必ずしも全数調査ではないわけでございますが、平成八年から十年までの調査対象となりました新規就農者数が約一万四千百名程度ございます。これに対しまして、離農者が二千百名余でございまして、これで計算をいたしますと、おおむね八五%程度ということでの試算になるわけでございます。
しかし、中身を見てみますと、農水省の平成十年の新規就業者等の就業状況調査、何が問題点かというと、やはり収入の金銭面、それから二番目は作業の危険性、三番目は健康、体力、四番目が林業の将来展望。やはり、今の世の中の趨勢かもわかりませんけれども、三割の方は数年以内のうちに離職してしまって、やはり考えていたようなバラ色の林業労働ではないということなんですね。
つい最近発表されました十二年度の農林水産業新規就業者等実態調査の中でも、特に漁業への新規就業者のいろいろなアンケートを見ておりましたら、就業するときの不安という中に、特に、雇われた形でこの漁業についた人の四人に一人は、就業をするときの不安が、海難事故や海中転落などの危険性ということを挙げていらっしゃいます。
四 沿岸漁業への新規就業者の著しい減少に対処し、青年漁業者等養成確保資金の積極的な活用を図るとともに、新規就業者等の円滑な定着を支援するための施策の充実に努めること。また、漁業外からの新規就業者については、その進出が漁村社会に混乱をもたらすことのないよう十分配意すること。